インテリジェントなディスクスペース管理

アプリケーションエラーや予期せぬソフトウェアエラー、予期せぬデータ増加など、ストレージシステムの容量がいっぱいになってしまう原因は数多く考えられます。

あるお客様の場合、問題を抱えたアプリケーションが大量のデータを生成し、それが原因でストレージの容量不足となってしまっておりました。そこで管理者は「TreeSize Professional」を使用し、原因特定およびシステムのクリーンアップを行ったのです。

コスト節約のため、あるソフトウェア会社は2つのストレージシステムを組み合わせて使用しておりました。

• プライマリストレージ : NetApp Storage System (実効容量4.8TB)

• セカンダリストレージ : Synology NAS 8 × 4TBディスク (RAID 6実効容量20.6TB)
  価格例 : 1 × Synology DS1813 (705€) + 8 × 4TBハードドライブ (1,600€) = 2,305€

セカンダリストレージは、同じ容量のNetApp Storage Systemと比較すると非常に安価ですが、その分パフォーマンスも低下します。

たとえば、CIサーバー(もしくはビルドサーバー)によって作成されたセットアップファイルやログファイルを、(高価な)プライマリストレージからセカンダリストレージに定期的に移動することができます。そうすることにより、高性能メモリにはその高いパフォーマンスを必要とするファイルのみが保存されることになります。

多くのお客様に、TreeSizeによるストレージ使用状況に関する自動レポート生成機能をご活用いただいております。あるお客様は、「週に一度EMCストレージのディスク使用率に関するステータス更新レポートを作成し、システム管理者へ自動でメール送信する」といった使い方をされております。

多くの企業では従業員の行動規範が定められています。コンプライアンス担当者は、行動規範やコンプライアンスの遵守を社員に徹底させなければなりません。TreeSizeはそれらのサポートが可能です。

ケースI : サーバー上の不正なファイル

かつてある広告代理店では、映画やドラマの海賊版に関する多数の問題を抱えていました。従業員が海賊版を会社サーバーに保存し、会社サーバー経由でファイル交換していたのです。管理者はその問題を発見後、TreeSizeを用いて動画ファイルの保存には特別な権限が必要となるよう新しいルールを作成し、このようなコンプライアンス問題を解決しました。

ケースII : 禁止された統計収集

ある大手自動車メーカーでは、法律遵守のためにTreeSizeを使用しています。ドイツの法律では、個々人の病欠の統計情報などを収集/作成することが禁じられております。TreeSizeはこのような禁止ファイルを、ファイルサーバー上で発見するために使用されています。

システム管理者が特定の、そして大量のファイルを検索しなければならない場面は多々あります。身近な例の1つは、バックアップシステムが機能せず、限られた時間内に「どのファイルが既にバックアップされたか」を確認し、「未バックアップファイルを正確に、バックアップストレージにコピーしなければなならない」ような状況です。たいていこれらは数GB以上もの多種多様なファイルであり、唯一の共通点は「過去2週間以内に変更されたファイル」です。こういった場面、デフォルトのWindows検索は役立たずです。

TreeSizeを使用すると、必要な条件をカスタムしたオーダーメイドのファイル検索を行うことができます。TreeSizeファイル検索ではファイルサイズやファイル種別、ユーザー別、変更期間、作成日、ファイル未更新期間などの様々な条件を用いて、柔軟にファイル検索を行うことができます。

ファイルが見つかりましたか? その後はワンクリックで全て選択し、フルパスや権限の状態を保持したままのコピーが可能です。